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要目は、全長七七対余り、満載排水量一、三〇〇トン余り、可変ピッチプロペラ(CPP)内回り二軸、一舵、性能は全速約二〇ノット、CPPのため低速での微妙な操船が可能です。
4、 出入港の奏本型(出船着け)筆者は、小さな馬力での短時間の安全な出入港操船が旨ですが、古い乗員の話から歴代の船長が秋田は操船しづらいと述懐、目安の二倍もの大馬力を使用の由、これから軽度の幽水が推測され、舞鶴より約二割増しの馬力で操船、現在に至っています。

 

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@出港=図2
風と流れを読み、1(2)索をバイトで最後に、舵・CPPで船尾を開いた後に縮錨、バースと平行な態勢での揚錨・出港です。
A入港=図3
バース横距○・八ケーブルから舵・CPPにより回頭、左投錨、2(1)索を軸に舵と相当に大きなCPPを用いて回頭の出船着けです。流れで2(1)索が限界付近まで張ることもあります。
二、 秋田の幽水等
1、 秋田における初幽水=図4

 

 

 

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